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事例紹介

2017/05/25

LC防塵アダプタ

・キャップの取外しが不要な内開き式シャッターを採用することで、LC光ケーブルの挿入によってシャッターは開き、
　LC光ケーブルの抜去でシャッターは自動で閉じる機構を実現し、作業者の目を通信光の被害から確実に守ります。
・開口部分が少ないシャッター構造のため、粉塵や他の異物からアダプタ内部を最大限保護します。
・金属の板バネをアダプタの外側に取り付けることで、パネル取付時後にＸＹＺ軸方向のアダプタ取付ガタが生じない
　構造です。

1.お客様の状況とお困りごと

　　・データセンターの設備は特にホコリを嫌うので、アダプタに光ケーブルを接続する時でもホコリの入らない
　　　構造にならないでしょうか？
　　・アダプタのキャップを外した時に通信用の不可視光が外部に漏れ、うっかり覗き込んで目を傷める可能性も心配です。
　　・LCアダプタをパッチパネルに取り付けた状態では、アダプタがガタついてしまいます。
　　・未使用時はLCアダプタにキャップがついた状態なので、それをホコリ対策としていますが、
　　　使用時にアダプタキャップを外すと、
　　　外したキャップの取り扱いに頭を悩ませます。
　　・また、取り外したキャップをサーバラックの中や機器の内側に落としてしまう危険性も考えられます。

2．三和からの提案

　　・当社が得意とする防塵(IP5X)機能を持たせたシャッターを取り付けたLCアダプタをご提案いたします。
　　・光ケーブルをLCアダプタに接続する際に、自動的にシャッターが開き、光ケーブルを抜く際には
　　　自動的にシャッターが閉じる構造になっており、ホコリの侵入を殆ど許しません。
　　・光ケーブルの先端でLCアダプタのシャッターを押し倒す構造ですが、フェルールの先端部分はシャッターに
　　　触れることはありません。
　　・シャッターは光ケーブルの挿抜と連動して開閉し、内部から通信光が外部に漏れることを防ぎます。
　　・LCアダプタの外周に板バネを取り付け、パッチパネルとの隙間を埋めることでガタつきを防止しました。
　　・パネルの外側のLCアダプタはキャップが不要なので、外したキャップの管理も不要ですし、
　　　落下も考慮する必要がなくなりました。
　　・2心に加えて4心タイプのアダプタも多くの色を取り揃えておりますので、用途に応じて使い分けることが可能です。

　　　

3．導入後のお客様の声

　　・LCアダプタ自体が防塵機能を持ち、さらにシャッターの開閉が光ケーブルの挿抜と連動しているので、
　　　アダプタ内部へのホコリの侵入と外部への通信光の漏れをほとんど考慮しなくてよくなりました。
　　・フェルールの先端がシャッターにぶつからない構造も、しっかりと考慮された構造だと感じました。
　　・LCアダプタの外周の板バネのおかげでガタつきも殆どなくなり、光ケーブルの挿抜時の安定性が増しました。
　　・現場でキャップの付け外しの作業が無くなったおかげで、キャップの員数管理の工数削減ができ、
　　　落下させて装置へ影響を及ぼす危険性もなくなりました。