・基地局等に敷設済みのSC形コネクタ付き光コードを、LCコネクタタイプの光トランシーバ等に接続したいときに、
SC形コネクタをLC形コネクタに変換出来るLC/SC変換コネクタです。
・ジャック側のSC形コネクタ側にジルコニア割りスリーブを使用しており、低損失の接続ロスを実現し、
ハイパワーにも対応しています。
・フレキ管を使用したタイプもご用意し、2心LC形コネクタタイプのトランシーバへ接続が可能なうえに、
検査や工事の時にケーブルへの負荷を軽減することができます。
・携帯電話の基地局内に敷設済みの光ケーブルの形状はSC形コネクタが多いが、最近の無線制御装置の
インターフェースはLC形コネクタの形状が増えてきています。
・敷設済みの光ケーブルを出来るだけ再利用するために、SC形アダプタが搭載された光パネルとSC形コネクタと
LC形コネクタが取り付けられた光ケーブルを追加で用意して配線をしています。
・そのための設置コストや設置するためのスペースの確保が課題となっているが、敷設済みのSC形コネクタが
取り付けられた光ケーブルをLC形コネクタ付光ケーブルに敷設しなおすことは現時点では非常に困難です。
・敷設済みのSC形コネクタ付光ケーブルを利用しつつ、LC形コネクタ形状の無線装置に安価に
接続できるよう出来ませんか。
・SC形コネクタに変換アダプタを装着し、光ファイバを通したフェルールを中継させることにより、
LC形コネクタとして利用が可能な
LC/SC変換コネクタを開発しました。
・金型を起工し樹脂製としたことで、既存の金属製LC/SC変換コネクタよりも安価でスリムな構造が実現でき、
隣り合うコネクタ同士が干渉することを防ぎます。
・プラグの形状のLC/SC変換コネクタのみだと、2心LC形アダプタや光モジュールの2心SFP等に用いる場合は
1心しか接続できなくなるため、SC形コネクタ側とLC形コネクタ側の間をフレキ管で保護した光ファイバで接続する
フレキシブルタイプも開発をしました。
・フレキ管部分は最大で90°まで曲げられます。
・LC/SC変換コネクタと既設のSC形コネクタ付光ケーブルを接続するだけで、
LC形コネクタインターフェースの無線装置に接続が出来るようになりました。
・今まで用いていたSC形アダプタが搭載されていた光パネルやSC-LC光ケーブルが不要となり、
設置スペースの余剰が増え作業工数や部材コストも大幅に削減できました。
・さらに2心LCアダプタやSFPにも接続が出来るフレキシブルタイプのLC/SC変換コネクタは、
フレキ管の部分で曲げを作れるため光ケーブルに曲げの負荷がかからないので、
光ケーブルの取り回しがとても容易になりました。
・樹脂製のため、金属製LC/SC変換コネクタよりも安価に入手ができ、重量も軽くなりました。