【5/26ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2017展示会レポート!】
『IoT』(Internet of Things)をご存知でしょうか。
最近よく見聞きしますが、じつは私詳しく知りませんでした。。。
「モノのインターネット」と言われ、通信とセンサー技術を駆使することで、様々なモノ、機械、人間の行動などが
ビッグデータとなり情報交換することで相互に制御する仕組みです。
『IoT』を活用し、無線通信技術の研究開発に焦点を当てた国内最大級のワイヤレス専門イベント
ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)の気になる製品をここで紹介させて頂きます。
今回私が注目したのは、特設パビリオン「5G Tokyo Bay Summit 2017」 次世代第5世代移動通信システム(5G)です。
様々な企業が共同研究・開発して新たな取り組みを紹介しているブースです。
5Gの特長は、超大量接続と超低遅延です。
超大量接続とは、ネットワークシステムの大容量化により、膨大な数の端末接続が可能になります。
超低遅延とは、例えば遠隔操作中の自動車運転で、数台先を走る自動車が急停車しても、
そのブレーキ作動情報はスピーディに伝わり、玉突き事故を発生させないように確実な制御を行います。
安定した通信の確保と、超高速化、超大容量化の実現をめざしている段階です。
その中で私が気になった展示は、
“5Gを活用した建設機械による遠隔施工”
5Gの特長である高速・大容量・低遅延の機能を活かし、
建設機械と遠隔操作システムを5Gのネットワークを利用して、オフィスと遠く離れた無人の作業現場をつなぐことで
遠隔操作できるシステムです。
また、建機などに搭載したカメラの映像や、建機側に送る制御信号などを5Gネットワークを介して送受信することで、
今までの4Gや無線方式に比べて、より高精細な映像の送受信ができ、通信の遅延が発生することにより生じる施工の誤差が
抑えられるようになるでしょう。
例えば、災害復旧の現場で人が入れない区域での作業を可能にし、現場作業員の安全確保や環境改善、
より精緻な工事の施工、生産性を高めることが可能になるかもしれません。
5Gの性能を最大限に生かす、選りすぐり当社製品をご紹介いたします。
<屋内向け>
5Gによって大容量化が必須になるデータセンター等で装置を大量に接続する際に、
設置・保守の作業から埃のリスクを低減し、さらにキャップ管理も不要となるため
データセンター内の点検作業を軽減することができます。
コンパクトサイズながら多芯になったことで、5Gの超高速化・超大容量化
及び省スペース化実現に向けて存分に威力を発揮します。
<屋外向け>
5Gのアンテナや通信システム装置等、屋外で使用するため防水性に優れ、
アルミを用いて軽量化も実現したコネクタです。
嵌合することで水や埃の侵入を防ぎ、片手での着脱が可能な構造です。
パネルとコネクタ装着部分との間に指が入る隙間があるため、
手袋を着用しても嵌合作業がおこないやすい利点があります。
5Gの商用化の動きは、2018年の冬季五輪を開催する予定の韓国がもっとも早く、
日本では2020年に開催されるオリンピック・パラリンピックに向け、
社会インフラ整備や制度の準備が活発化してきています。
次世代の移動通信システム5Gの今後の可能性に注目しつつ、
当社製品が5Gの一部となって役立っていくのか。
今後にご期待ください!