TOP > 記事一覧 > 通信基地局内高密度実装光コネクタ着脱工具のご提案
 

通信基地局内高密度実装光コネクタ着脱工具のご提案

タグ :
MU
高密度
工具

MU形光コネクタの着脱工具

・SMU-TPCコネクタ着脱工具
 プラスチック製のMUコネクタ着脱工具で、挿入部、抜去部を持つ棒状のシンプルで作業性が良い安価な工具です。
・SMU-2TPCコネクタ着脱工具 
 SMU-TPCコネクタ着脱工具2本を結合部品の延長治具で繋ぎ合わせた製品で、全長が2倍になり高密度で奥まった所にある
 MUコネクタの着脱に適した製品です。

 


 

1.お客様の状況とお困りごと             

  ・既存のMU形光コネクタの着脱工具(SMU-TPC)は、光キャビネット内に高密度に実装された
   MUコネクタ付光ケーブルを
抜き挿しすることが出来ますが、高密度化がさらに進むにつれて
   実装される光ケーブルの本数も膨大な数になっています。

  ・そのため奥まった場所では着脱工具が届かず、MUコネクタ付光ケーブルを挿抜することが困難になってきました。


  (SMU-TPC)とは
  ・SC形光コネクタよりもサイズが小さなMU形光コネクタを挿抜する工具です。
  ・SC形光コネクタに比べてMU形光コネクタは外圧に対して繊細な部分があり、金属製で挟んで挿抜するよりも
   樹脂製にして
挿入時は被せて支え、抜去時はロックして引き抜ける構造です。
  ・片側は光ケーブル挿入時に、もう片側が光ケーブル抜去時に使用できる構造のため、工具1本で挿抜が出来ます。
  ・樹脂製であり金属製工具よりも遥かに軽く、万が一の落下時に電気的なトラブルを起こすことはありません。
 

 

2.三和からの提案   

  ・全長が長いMU形光コネクタ着脱工具を新規に製品化するには、新しい金型を起工する必要があり
   コストが上がってしまいます。

  ・既存のMU形光コネクタ着脱工具を2本繋げる部品を製造することで、
   コストを抑えつつ2倍の長さを実現いたしました。

  ・結合方法は2本のSMU-TPCを上下に挟み込み、ネジ1組で締め付けて固定する構造となっています。
  ・1本目の挿入側と2本目の抜去側を結合させるため、長くなっても1本で挿抜が可能です。
  ・追加部品もSMU-TPCと同様に樹脂製のため、現場で万が一落とした場合でも
   電気的な影響が出ないようにいたしました。



    PUSH(挿入)

            

 


 

3.導入後のお客様の声      

  ・より高密度に光ケーブルが実装された光キャビネット等の内部でも、MU形光コネクタ付光ケーブルの挿抜が
   容易にできるようになりました。

  ・2本を結合する部品がネジで固定出来るため、現場で必要な長さを判断し、奥まった場所では
   長くして作業をするなどの選択が出来るように
なりました。
  ・工具の先端部が摩耗した場合でも、結合している部品を取り外して工具の向きを入れ替えることで、
   未使用の先端部を再び使うことが
出来ました。




◆製品詳細ページへ



     
       SMU-TPC着脱工具                          MUコネクタ着脱工具     
    (簡易タイプ・ショート)  

  • LINEで送る